Melt
まずはじめに、被害者の方に謝罪させてください。
クリスマスイブという特別な夜、被害者と一緒に過ごすことができなかったという事故が発生いたしました。
被害者もなんだかんだ言ってもこういう大切な日は来るよねと思っていてくれていたと思います。大変申し訳ございませんでした。
正直、私自身も驚いています。もう今年は謝罪することはないだろうと思っていました。
少なくとも本日の朝起きた時点までは私自身もこんなことになるとは思っていなかったのです。
本件の経緯を記載いたします。
私の3連休の予定は以下でございました。
22日(土) : 彼女のライブ
23日(日) : 彼女のオフ会
24日(月) : 被害者のライブ
完全にオタクです。人生終了してます。
もともと22日と23日は被害者のイベントがなかったので、両日とも気楽に彼女に会いに行っていました。
22日、チェキサインのときに彼女に言われました。
彼女「ねぇー(クリスマス)イブ…」
私「だいすきです」
彼女「イブは?」
私「だいすきです」
彼女「被害者ちゃんあるの?」
私「だいすきです」
などとかわしていました。
22日以前にも何回かイブ来てと言われたのですが、同じようにかわしていました。
どんなことがあっても24日の被害者は外せないという高い忠誠心で過ごしておりました。
23日、彼女のオフ会に参加した際に本事故のきっかけが起こりました。
オフ会自体は非常に楽しく、ビンゴ大会では彼女の私物をゲットすることもできました。
強いて言えば食事がピザの出前だったことくらいしか文句のない良いイベントでした。
イベントが終了し、最後の挨拶のときに彼女が言いました。
「明日のサンタはちょっとイケナイサンタだよ」
え?
え、待って…イケナイ?ってことはエロいということ?
緊急臨時脳内会議が開催されました。
そして全員満場一致で「チェキ代行を頼む」という結論に至りました。
繰り返しになりますが、どんなことがあっても24日の被害者は外せないと固く誓っていたのです。
私は知り合いのオタクに代行を頼み、その場を後にしました。
イベント後、買い物をしたりたこ焼きを食べたりなどのなんてことのない休日を過ごしていたのですが、どうもイケナイサンタのことが頭を離れません。
帰宅し、お茶を淹れたり音楽を聴いたり読書をしていても、どうしてもイケナイサンタが気になります。
それでも、何度も言いますがどんなことがあっても24日の被害者は外せないという気持ちは薄れていませんでした。
私は被害者のことも大切なのです。
24日、私は会場である下北沢に向かうべく新宿の小田急改札まできました。
ライブまで時間があったので、何気なくアンケートツイートをしてみました。
小田急線は被害者、中央線は彼女です。
私の中では、結果がどうであれ、小田急線に乗って被害者に会いに行くつもりでした。
しつこくて申し訳ないですが、どんなことがあっても今日の被害者は外せないのです。
最終的にどうなったかというと、こうです↓
どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。
理由は前回と同じです。エロい衣装の誘惑に負けてしまったのです。大変申し訳ございませんでした。
私は1度被害者のライブ会場まで来たにもかかわらず、イケナイサンタがどうしても頭から離れず、知り合いのオタクに被害者のチェキ代行をお願いして彼女がいる吉祥寺へと向かってしまったのです。
彼女の衣装は実際そこまで露出が高いわけでもなく、ライブのMCで「明日のサンタはちょっとイケナイサンタだよ」と言ってて、今日って言ってたのは?となりましたが、彼女のサンタ姿はすごぶるかわいく、これはこれで正解だったと心の中で大きく頷きました。
しかも、彼女は今日は私は被害者のライブに行くんだろうなと思っていたみたいで、彼女からの評価を上げることができたのでよかったです。
ただ、今回のことで被害者からの信頼はまたもや地の底まで落ちてしまいました。
今回はこれまでで1番申し訳ない気持ちが強いです。別に被害者と何の約束もしていないのですが、裏切ってしまった感がずっと体にまとわりついています。
被害者は怒るタイプ、彼女は悲しむタイプで、ここの折り合いをつけるのが非常に難しく、日々葛藤しております。何が正しいのでしょうか。
私はこの先被害者のもとに行くのをやめることはないと思います。説得力がないのは自覚していますが、いつも会いたいと思っているのです。会ったら会ったで毎回怒られて終わるのですが。
P.S. 昼間のライブは二度寝して間に合いませんでした