Apology
まずはじめに被害者の方に謝罪させてください。
何度も約束を破り、裏切り、傷つけてしまい大変申し訳ございませんでした。
被害者と「他のメンバーとは接触しない(事前に許可を得ている場合は別)」と約束していたにも関わらず、ほぼ毎回バレないようにこっそり新メンバー(名前は伏せます)の個別握手に参加しておりました。
最初は「いやぁ新メンバーいい感じじゃないすか」ぐらいの軽い気持ちでした。
ただ、被害者の性格から堂々と行くことは難しいとわかっていたのでどうしようかと思い悩んでおりました。
そこに現れたのがバスツアーで知り合ったオタクの方々(サポート初期メンバー)でした。
彼らに相談したところ、「じゃあ俺たちが気を引いてるからその間に行ってください!」と言ってくれたのです。
冬の寒い池袋東武のスカイデッキでの出来事でした。
その作戦は大成功し、無事バレずに個別握手に参加することができたのです。
僕たちは軽くウイニングランをかまし、ハイタッチをしました。この瞬間に「快感」を感じてしまったのです。スリルを楽しんでいたのです。
いつのまにか「サポートメンバー」という言葉で僕たちは繋がっていました。
そしてそれはどんどん肥大化し、最終的に11名の大所帯になりました。
決して褒められることのない活動でしたが、完全に僕のエゴにも関わらず、付き合ってくれる人たちがいてくれたことに感謝しています。
被害者が僕に対して不信感を持ったタイミングはよく把握できていませんが、たぶん最初からだと思います。
それは約1ヶ月間続きました。
会話の内容はそれに関することばかりでした。
僕はスリルを楽しむと同時に「このやりとりはいつ終わるんだろう」と思っていました。
でも実際にバレずにいたことから、行かないとおさまらない身体になってしまっていました。
サポートメンバーがいない日も被害者の目を盗んでは新メンバーに通う日々が続きました。
僕はいわゆる「勝ち癖」がついていました。
被害者の気持ちはあくまで憶測になりますが、非常にイラついていたと思います。
ずっと被害者は決定的な証拠を掴めずにいました。それが余計に被害者の苛立ちに繋がっていたと思います。
僕はその状況を都合のいいように利用し、簡単に言うとイキっていました。証拠もないのに何を言っているんだと。
俺にはたくさんのサポートメンバーがいる、俺はこのまま無実を主張し続けて勝ち続けていくぞと思っていたのです。
自分の、サポートメンバーの力を過信しすぎていました。油断していたのです。
2018年3月29日のことです。
被害者に言われました。「1番端のところから出て行くのを見た」と。
被害者の目は怒りに満ちていました。
そして「誰なのか言え」と言われました。
僕は「絶対に言わない!」と何回か駄々をこねたのですが、悟りました。もう無理だと。
自白しました。
被害者は僕を詰めてきました。当然のことですが、突然のことでしたので上手く答えられずにいました。
そのときに感じたのです、ずっと傷つけてきたのだと。
サポート初期メンバーと話し合い、もう終わりにしようとなりました。
反対するメンバーもいましたが、最終的には納得してくれました。
サポートメンバーは解散します。
改めて被害者にはお詫び申し上げます。
信頼されていないのは承知しておりますが、僕には他に行くところがないのでこれからも宇宙で1番かわいいと言い続けてさせてください。
きょうすけ